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【Excel】エクセルで4桁ごとにハイフンを入れる方法(12桁や16桁、自動入力、数字の間、関数、書式設定)

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この記事では、Excelで数字を4桁ごとにハイフンで区切る方法を解説します。

クレジットカード番号などを例に、12桁や16桁の長い数字列を見やすく整形するテクニックを紹介します。

ポイントは以下の3つです。

・LEFT、MID、RIGHTを組み合わせて4桁ずつ分割しハイフンを挿入する

・桁数に合わせて数式を調整し、12桁でも16桁でも対応可能にする

・関数に加えて書式設定を使う方法も覚えておく

4桁ごとにハイフンが入ると一目で数字のまとまりが分かり、桁数も把握しやすくなります。

ぜひ日々の業務の効率アップにお役立てください。

エクセルで4桁ごとにハイフンを入れる【12桁・LEFT、MID、RIGHT関数】

最初は12桁の数字をハイフンで区切る方法です。

想定しているのはたとえば次のようなデータです。

A列の数字を「1234-5678-9012」のような形に整形するには、B2セルに次の数式を入力します。

=LEFT(A2,4)&”-“&MID(A2,5,4)&”-“&RIGHT(A2,4)

この数式の意味を順に見ていきましょう。

– LEFT(A2,4):A2セルの左から4文字分(1234)を取り出す
– &”-“&:ハイフンを連結
– MID(A2,5,4):A2セルの5文字目から4文字分(5678)を取り出す
– RIGHT(A2,4):A2セルの右から4文字分(9012)を取り出す

つまり12桁の数字を前から4桁、真ん中4桁、後ろ4桁に分割し、間にハイフンを入れて連結しているわけです。

実際にB2セルにこの数式を入力しエンターキーを押すと、ハイフン区切りの番号が表示されます。

B2の数式を下方向にオートフィルすれば、一瞬で全データにハイフンを挿入できます。

見た目もすっきり、桁数も一目瞭然で読み取りやすくなりました。

MID関数の使い方がポイントですが、この関数は文字列の途中から指定文字数分を切り出すのに役立ちます。

エクセルで4桁ごとにハイフンを入れる【16桁・LEFT、MID、RIGHT関数】

4桁ごとに区切るのは16桁の数字でも同じです。

B2セルに次の数式を入れてみましょう。

=LEFT(A2,4)&”-“&MID(A2,5,4)&”-“&MID(A2,9,4)&”-“&RIGHT(A2,4)

ポイントはMID関数を2回使うことです。

1つ目のMID(A2,5,4)は前から5文字目から4桁分、2つ目のMID(A2,9,4)は9文字目から4桁分を取り出しています。

両端のLEFT関数とRIGHT関数を合わせ、計4つの数字の塊をハイフンで連結するイメージですね。

4桁の塊が増えるごとに、MID関数とハイフンを追加していく形です。

20桁、24桁となっても考え方は同じなので、ぜひ色々な桁数で試してみてください。

エクセルで4桁ごとにハイフンを入れる【16桁、書式設定】

最後に、ハイフン区切りを書式設定で作成する方法もお伝えします。

16桁の数字を選択し、リボンから「ホーム」→「セルの書式設定」→「ユーザー定義」と進みます。

「種類」に以下のような書式を入力します。

0000″-“0000”-“0000”-“0000

0はワイルドカード(任意の数字)を表し、この書式では4桁ごとにハイフンを挟む指定になっています。

入力後OKボタンで確定すれば、選択範囲の数字が自動的にハイフン付きに変化します。

12桁なら「0000″-“0000”-“0000」、20桁なら「0000”-“0000”-“0000”-“0000”-“0000」と、桁数に合わせて調整してください。

土台となる数値は変わらないので編集の必要がない一方、関数による方法に比べると体裁を変えづらいのが難点です。

用途に応じて数式と書式、使い分けていきましょう。

まとめ Excelの関数と書式設定で4桁ごと数字をハイフン区切りする方法

以上、Excelの関数と書式設定を使って、4桁ごとに数字をハイフン区切りする方法をご紹介しました。

ポイントはLEFT、MID、RIGHT関数をうまく組み合わせて文字列を分断し、ハイフンと一緒に連結し直すことです。

クレジットカード番号や口座番号など、長い数字列を分かりやすく整形するのに便利なテクニックですから、ぜひマスターしておきたいところです。

読みにくい羅列された数字がひと目で把握できる形に変わると、入力ミスの防止にもつながるはずです。

皆さんもこの方法を参考に、日々の業務で扱う番号データを整理整頓してみてくださいね。

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