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エクセルで割り算で分母を固定(絶対参照、形式を指定して貼り付け、マクロ)する方法

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この記事ではエクセルで割り算の分母を固定する方法について解説していきます。

ポイントは、以下の3つです。

・絶対参照を使う方法

・形式を指定して貼り付けで除算する方法

・マクロを使う方法

エクセル操作は1つ1つ追っていけば必ずうまくできるため、ぜひ本記事を参考にスキルアップにつなげてくださいませ♪

エクセルの割り算で分母を固定する方法【絶対参照を使用】

それでは以下のサンプルを用いて絶対参照を使った分母の固定方法を確認していきます。

A列に元データ、D3セルに固定したい分母の値を入力しています。

そしてB3セルに以下の数式を入力します。

=A3/$D$3

数式内のD3を$D$3に絶対参照(F4またはFn+F4キー)にすることで、オートフィルした際にD3の値が固定されます。

ENTERで処理を確定させます。

B3セルの右下にカーソルを合わせてドラッグorダブルクリックし、オートフィルでB列全体に数式をコピーします。

これでA列の元データをD3セルの値で割った結果がB列に表示されます。

元データや分母の値を変更すれば、B列の結果も自動的に更新されます。

絶対参照は$記号で行と列を固定でき、部分的な固定も可能な便利な機能です。

エクセルの割り算で分母を固定する方法【形式を指定して貼り付け】

続いては、形式を指定して貼り付けで分母を固定する方法を確認していきます。

A列に元データ、D2セルに固定したい分母の値を入力した状態で、以下の手順を実行します。

1. D2セルの値をコピーします。

2. A列の元データ全体を範囲選択し、右クリックで「形式を選択して貼り付け」を選択します。

3. 「操作」タブで「除算」を選択し、「OK」をクリック。

これでA列の元データがD2セルの値で割られた結果に更新されます。

ただしこの方法は元データ自体を変更してしまうため、元の値が必要な場合は絶対参照(F4またはFn+F4)を使う方が無難です。

元データを残しておきたい場合や計算式を残したい場合は絶対参照、元データを直接変換したい場合は形式を指定して貼り付けを使うのが得策です。

エクセルの割り算で分母を固定する方法【マクロで自動化】

最後は絶対参照を使った方法をマクロで自動化する方法を見ていきます。VisualBasicエディタを開き、以下のコードを入力します。


Sub DivideByConstant()
Dim lastRow As Long

lastRow = Cells(Rows.Count, 1).End(xlUp).Row

Range("B3").Formula = "=A3/$D$3"
Range("B3").AutoFill Destination:=Range("B3:B" & lastRow)
End Sub

このマクロは、A列の最終行を自動判定し、B3セルに元データと分母で割る数式を絶対参照付きで入力後、オートフィルでB列全体に数式をコピーします。

マクロを実行すれば、分母の固定と除算が一発で完了します。

分母のセル位置が変更になった場合も、マクロのコードを一部修正するだけで済むため、作業効率が格段に上がります。

まとめ エクセルで割り算の分母を固定する方法

以上、エクセルで割り算の分母を固定する3つの方法を紹介しました。

絶対参照、形式を指定して貼り付け、マクロを状況に応じて使い分けることが大切です。

ぜひ実務のエクセル作業で試してみてください。

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