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【Excel】エクセルで10以上20未満のカウントや合計や抽出(集計:ifの複数:抽出・表示)する方法

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この記事ではエクセルで10以上20未満のデータをカウント、合計、抽出する方法について解説していきます。

ポイントは、以下の3つです。

・「COUNTIFS」関数を使ってカウントする方法

・「SUMIFS」関数を使って合計を出す方法

・「FILTER」関数を使って抽出する方法

エクセル操作は1つ1つ追っていけば必ずうまくできるため、ぜひ本記事を参考にスキルアップにつなげてくださいませ♪

エクセルで10以上20未満のカウントをする方法【COUNTIFS関数】

それでは以下のサンプルを用いて関数を使ったカウント方法を確認していきます。

エクセルでは「COUNTIFS」関数を使うことで、複数の条件を満たすデータの個数をカウントすることができます。

A列にデータが入力されています。C2セルに「10以上20未満のカウント」と入力し、D2セルに以下の数式を入力します。

=COUNTIFS(A:A,”>=10″,A:A,”<20″)

この数式の意味を詳しく説明しますね。

COUNTIFS関数は、複数の範囲と条件を指定して、全ての条件を満たすセルの数を返します。

1つ目の範囲はA:A、条件は「>=10」です。これはA列全体が10以上であることを表します。

2つ目の範囲も同じくA:A、条件は「<20」です。これはA列全体が20未満であることを表します。

つまり、この数式はA列のデータの中で、10以上かつ20未満であるデータの個数をカウントしているのです。とてもシンプルで効果的な方法ですね。

ENTERで処理を確定させると、D2セルに「5」と表示されます。

サンプルデータの中には、10、15、13、18、11の5つのデータが10以上20未満に該当するからですね。

1つずつ丁寧に理解することがポイントです♪

エクセルで10以上20未満の合計を出す方法【SUMIFS関数】

続いては関数を使って10以上20未満のデータの合計を出す方法を確認していきます。

「SUMIFS」関数を使うことで、複数の条件を満たすデータの合計を求められます。

A列にデータが入力されています。

C3セルに「10以上20未満の合計」と入力し、D3セルに以下の数式を入力します。

=SUMIFS(A:A,A:A,”>=10″,A:A,”<20″)

この数式の意味はCOUNTIFS関数の時と似ています。

SUMIFS関数は、複数の範囲と条件を指定して、全ての条件を満たすセルの合計を返します。

1つ目の範囲はA:A、これが合計の対象となる範囲です。2つ目の範囲はA:A、条件は「>=10」です。3つ目の範囲もA:A、条件は「<20」です。

つまり、この数式はA列のデータの中で、10以上かつ20未満であるデータの合計を求めているのです。カウントの時と同じ要領で条件を設定できるのが便利ですね。

ENTERで処理を確定させると、D3セルに「67」と表示されます。

サンプルデータの中で10以上20未満に該当するのは10、15、13、18、11で、その合計は67になります。

着実にスキルアップしていきましょう!

エクセルで10以上20未満の抽出をする方法【FILTER関数】

最後に関数を使って10以上20未満のデータを抽出する方法を見ていきます。

「FILTER」関数を使うことで、複数の条件を満たすデータを抽出できます。

C4セルに「10以上20未満の抽出」と入力し、D4セルに以下の数式を入力します。

=FILTER(A:A,(A:A>=10)*(A:A<20))

この数式の意味を説明しますね。

FILTER関数は、範囲と条件を指定して、条件を満たすセルの値を返します。範囲はA:Aです。条件は(A:A>=10)*(A:A<20)となっています。これは、A列が10以上かつ20未満であることを表します。

*は論理演算子の「AND」を表します。つまり、A列が10以上であるAND A列が20未満である、という複合条件になるのです。

ENTERで処理を確定させると、D4セル以降に10、15、13、18、11が抽出されて表示されます。

これでピンポイントにデータを取り出せましたね。

FILTER関数が使えない場合

FILTER関数は比較的新しい関数で、Excel 2019以降のバージョンでしか使えません。

Excel 2010や2013など、それより前のバージョンではサポートされていないのです。

もしお使いのExcelがFILTER関数に対応していないバージョンだった場合、代わりに以下のような方法で10以上20未満のデータを抽出することができます。

エクセルの「データ」タブから「フィルター」を選択し、対象の列にフィルターを設定する。
フィルター矢印をクリックし、「数字フィルター」→「指定の範囲内」を選択。
「10以上」「20未満」を指定し、「OK」をクリック。

これで条件に合うデータだけが表示されるはずです。表示されたデータをコピーすれば、FILTER関数と同じ結果が得られます。

まとめ

この記事ではエクセルで10以上20未満のデータをカウント、合計、抽出する方法について解説しました。

COUNTIFS関数、SUMIFS関数、FILTER関数を使えば、複数の条件を満たすデータを簡単に処理できることがわかりましたね。ぜひ実際のデータでも試してみて、関数の便利さを体感してください。条件の組み合わせを工夫すれば、もっと色々なことができるはずです。

エクセルの扱いになれ、さらに快適な毎日を過ごしていきましょう!