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「ないしは」の言い換え一覧!ビジネスでの丁寧な言い方・敬語・同義語・類義語や意味は?【メール・上司・目上・部下】

「ないしは」の言い換え一覧表とシーン別の使い分け
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「ないしは」は、複数の選択肢や範囲を示すときに使われる言葉です。

契約書や規程では見かける一方、メールで使うと硬すぎたり、相手によっては意味が伝わりにくかったりすることがあります。

とくに上司や目上の人へ送る文面では、正確さを保ちながらも、読みやすい表現を選ぶことが大切でしょう。

この記事では、「ないしは」の意味、場面別の言い換え、敬語表現、メールでの使い方をわかりやすく紹介します。

「ないしは」の言い換え一覧表とシーン別の使い分け

「ないしは」の言い換え一覧表とシーン別の使い分け

それではまず、「ないしは」の言い換え一覧と場面ごとの使い分けについて解説していきます。

日常的な連絡で使いやすい言い換え

「ないしは」は漢字で「乃至」と書き、複数の事柄をつなぐ役割を持つ接続詞です。

主に「AないしはB」の形で使われ、AまたはBのどちらか、あるいはAからBまでの範囲を示します。

ただし、日常的な社内メールやチャットでは、「または」や「もしくは」へ言い換えるほうが自然です。

言い換え表現 主な意味 向いている場面 文例
または 二つ以上から選ぶ 社内メール、案内、依頼 午前または午後にご連絡ください。
もしくは 二択を提示する ビジネスメール、手順説明 担当者もしくは代理の方にお渡しください。
あるいは 別の可能性を示す やや丁寧な説明、提案 オンライン、あるいは対面で実施します。
またはそれ以外 例示と追加候補 柔らかい案内 電話またはそれ以外の方法でご回答ください。
どちらか 二者択一 口頭説明、簡潔な依頼 ご都合のよいどちらかをお選びください。
いずれか 複数候補から選ぶ 申請、手続き、丁寧な案内 いずれかの書類をご提出ください。
いずれか一方 同時選択を避ける 制度説明、条件提示 いずれか一方をご選択ください。
または以下 範囲や例を示す 資料、マニュアル 部長または以下の職位が対象です。
もしくは以下 選択肢を補足する 規程、条件説明 本人もしくは以下の関係者が申請できます。

相手がすぐに行動できるようにするなら、「または」「いずれか」が特に便利です。

難しい語を避けることは、表現を軽くするためではなく、誤解なく必要な情報を届けるための配慮といえます。

上司や目上の人に使いやすい言い換え

上司や取引先に対しては、「ないしは」そのものが失礼になるわけではありません。

しかし、会話に近いメールでは法律文書のような印象を与え、距離を感じさせる場合もあります。

そのため、依頼や確認では「ご都合のよい方法で」「いずれかをご選択ください」のように、相手への配慮を添えた表現が向いています。

目的 避けたい表現 丁寧な言い換え 使用例
日程確認 月曜ないしは火曜 月曜または火曜 月曜または火曜でご都合はいかがでしょうか。
資料依頼 資料ないしはデータ 資料またはデータ 資料またはデータをご共有いただけますと幸いです。
選択依頼 A案ないしはB案 A案とB案のいずれか A案とB案のいずれかをお選びください。
参加方法 会場ないしはオンライン 会場またはオンライン 会場またはオンラインでご参加いただけます。
担当確認 本人ないしは代理人 ご本人または代理の方 ご本人または代理の方よりご連絡ください。
回答期限 本日ないしは明日 本日中または明日中 本日中または明日中にご回答をお願いいたします。

目上の人へのメールでは、「ないしは」を使うことよりも、選択肢が明確かどうかが重要です。

二択なら「または」、三つ以上なら「いずれか」、方法を示すなら「ご都合のよい方法で」と考えると、表現を選びやすくなります。

規程や正式文書で使える言い換え

就業規則、契約書、申請要領などでは、「ないしは」が適した場面もあります。

文書全体を硬めの表現で統一している場合は、用語の統一性を保つ意味で使われることがあるためです。

一方で、範囲を示す「から」と選択を示す「または」が混同されないよう、前後の内容を慎重に確認する必要があります。

文書の種類 推奨表現 理由
社内規程 または、もしくは、ないしは 既存の文体と用語に合わせやすいためです。
契約書 または、もしくは 条件の分岐を明確にしやすいためです。
申請フォーム いずれか 利用者が選択行動を理解しやすいためです。
顧客向け案内 または 専門知識がない人にも伝わりやすいためです。
社内チャット または、どちらか 短く読みやすい文面になりやすいためです。

正式な文書でも、読み手が社内外の幅広い人であるなら、「または」を優先すると親切です。

正確な文章は、難しい言葉を並べた文章ではありません。

「ないしは」の意味と基本的な使い方

続いては、「ないしは」の意味と基本的な使い方を確認していきます。

選択肢をつなぐ意味

「ないしは」は、基本的に「または」「あるいは」と同じように、選択肢を並べるときに使います。

たとえば「電話ないしはメールでご連絡ください」は、「電話またはメールでご連絡ください」とほぼ同じ意味です。

ただし、「ないしは」はやや改まった文語的な語感があるため、日常会話ではあまり使われません。

例文

申請者本人ないしは代理人が、必要書類を提出します。

言い換え

申請者本人または代理人が、必要書類を提出します。

メールでは後者のほうが読みやすく、多くの相手に意味が伝わるでしょう。

「ないしは」を使うなら、前後の選択肢が同じ種類の言葉になっているかも確認したいところです。

範囲を示す意味

「ないしは」には、AからBまでという範囲を示す用法もあります。

たとえば「三日ないしは五日程度」は、「三日から五日程度」という意味で使われます。

この用法は書面では見られますが、ビジネスメールでは「三日から五日程度」と明記したほうが、期間の幅を直感的に把握しやすいでしょう。

範囲を示す例

確認には三日ないしは五日を要します。

読みやすい言い換え

確認には三日から五日程度かかります。

選択の意味なのか、範囲の意味なのかが曖昧になる文では、「または」や「から」を使い分けることが欠かせません。

とくに金額、日付、人数、等級などを扱う文章では、解釈のずれが業務上のトラブルにつながる可能性があります。

漢字表記とひらがな表記

「ないしは」は「乃至は」と漢字でも書けますが、一般的なビジネス文書ではひらがな表記が無難です。

「乃至」は読み方を迷う人もいるため、読みやすさの面で「ないしは」が優れています。

ただし、社内規程や法務部門の文書に既定の表記ルールがあるなら、そのルールに従いましょう。

表記の統一は、文章の信頼感を支える基本です。

ビジネスメールにおける丁寧な言い換え

続いては、ビジネスメールにおける丁寧な言い換えを確認していきます。

依頼メールでの表現

依頼メールでは、選択肢を示すだけでなく、相手に負担をかけることへの配慮を表す必要があります。

「メールないしは電話で回答してください」とするより、「メールまたはお電話にてご回答いただけますと幸いです」と書くほうが柔らかくなります。

「にて」は使いすぎると硬く感じられるため、文全体の調子に合わせて使うとよいでしょう。

依頼メールの例

ご都合のよい日時を、メールまたはお電話でお知らせいただけますと幸いです。

資料はPDFまたはExcel形式でご送付くださいますようお願いいたします。

選択肢が三つ以上ある場合は、「いずれかの方法で」とまとめると、文面が長くなりすぎません。

相手が選べる余地を示すことは、依頼の印象を和らげる効果もあります。

確認メールでの表現

確認メールでは、何を確認してほしいのかを具体的に書くことが重要です。

「AないしはBをご確認ください」では、どちらを確認すべきなのか判断しにくい場合があります。

「AまたはBのうち、該当する内容をご確認ください」と補足すると、相手は対応しやすくなります。

状況 わかりにくい表現 伝わりやすい表現
添付資料の確認 資料Aないしは資料Bをご確認ください。 資料Aまたは資料Bのうち、該当するものをご確認ください。
日時の確認 午前ないしは午後で調整します。 午前または午後のご都合をお知らせください。
担当者の確認 担当者ないしは責任者に確認します。 担当者または責任者に確認のうえ、ご連絡します。
対応方法の確認 修正ないしは再提出が必要です。 修正または再提出が必要となる場合があります。

相手が次に何をすればよいかまで示すと、確認メールの質が上がります。

単に同義語へ置き換えるだけでなく、行動しやすい一文に整える視点が大切です。

お詫びや案内メールでの表現

お詫びや案内では、内容が硬すぎると冷たい印象になることがあります。

「返金ないしは交換の対応をします」よりも、「返金または交換にて対応いたします」のほうが、対応内容を落ち着いて伝えられます。

さらに、相手が選択できる場合には「ご希望の方法をお知らせください」と続けると親切です。

案内やお詫びのメールでは、選択肢の提示だけで終わらせず、期限、連絡先、必要な手続きも併記しましょう。

相手の不安を減らすためには、丁寧語よりも具体性が役立つ場面があります。

上司と目上の人に配慮した敬語表現

続いては、上司と目上の人に配慮した敬語表現を確認していきます。

「または」と敬語の組み合わせ

「または」自体は敬語ではありませんが、前後に敬語を添えることで十分に丁寧な文章になります。

たとえば「会議室またはオンラインでご参加ください」は、業務連絡として失礼のない表現です。

より配慮を示すなら、「会議室またはオンラインでご参加いただけます」とすると、命令的な印象を抑えられます。

依頼の強さは、語尾で調整できます。

「してください」だけに偏らず、「お願いいたします」「ご検討いただけますと幸いです」「お知らせくださいませ」を適切に使い分けましょう。

「いずれか」を使った柔らかい依頼

「いずれか」は、複数の候補から一つを選んでもらう場面で使いやすい表現です。

「AないしはB」よりも会話的でありながら、ビジネスでも十分に丁寧です。

「下記日程のいずれかでご都合をお聞かせください」と書けば、上司や取引先に対しても自然でしょう。

ただし、候補が二つしかない場合でも「いずれか」は使えます。

候補が多い場合には「下記候補日のうち、ご都合のよい日時」とすると、より親しみやすい文面になります。

部下への指示で意識したい明確さ

部下に指示を出すときも、「ないしは」を多用すると内容が伝わりにくくなることがあります。

「資料を修正ないしは再作成してください」では、どちらを求めているのか判断が分かれるかもしれません。

修正でよいのか、再作成が必要なのか、判断条件を明示することが重要です。

部下への連絡では、選択肢を示す場合に判断基準も添えましょう。

たとえば、数値のみの修正であれば修正対応、構成に問題があれば再作成というように、対応の目安を示すと手戻りを防げます。

敬語は距離をつくるためではなく、相手を尊重しながら内容を正確に伝えるための工夫です。

同義語と類義語のニュアンス比較

続いては、「ないしは」の同義語と類義語のニュアンスを確認していきます。

「または」との違い

「または」は、「ないしは」の代表的な言い換えです。

どちらも選択を示しますが、「または」のほうが平易で、メール、会話、案内文など幅広い場面に対応できます。

迷ったときは、まず「または」に置き換えて意味が通るかを確認するとよいでしょう。

ただし、法律や規程などでは、前後の用語との整合性が優先されます。

一部分だけを「または」に変えると表記が不統一になる場合があるため、正式文書では全体を見直す必要があります。

「もしくは」との違い

「もしくは」も選択を表す言葉ですが、「または」より少し改まった印象があります。

ビジネスメールでは自然に使える一方、短い社内チャットでは「または」のほうが軽快に読めることもあります。

選択肢の階層を表すために、「または」と「もしくは」を使い分けるケースもあります。

表現 読みやすさ 改まり度 おすすめの場面
または 高い 標準 メール、案内、社内連絡
もしくは 高い やや高い 提案書、手順書、正式な依頼
あるいは 高い やや高い 説明文、可能性の提示
ないしは やや低い 高い 規程、契約、硬い文書
いずれか 高い 標準 選択依頼、申請、日程調整

「あるいは」との違い

「あるいは」は、選択肢だけでなく、別の可能性を示すときにも使われます。

「担当者へ連絡する、あるいは管理画面から申請する」のように、文章の流れの中で選択肢を示す場合に自然です。

一方、フォームや規程のように明確な二択を提示する場面では、「または」や「いずれか」のほうが適しています。

「ないしは」の類義語を選ぶ際は、単語の丁寧さだけでなく、読み手が判断しやすいかを基準にしましょう。

わかりやすさと礼儀は両立できます。

誤用を防ぐ文章作成のポイント

続いては、「ないしは」の誤用を防ぐ文章作成のポイントを確認していきます。

選択と範囲を混同しない工夫

「ないしは」は選択と範囲の両方を表せるため、文脈によっては意味が曖昧になります。

選択を表すなら「または」「もしくは」「いずれか」を使い、範囲を表すなら「から」「まで」「程度」を使うと明確です。

金額や日数に関する記載は、誤読を防ぐために数字と助詞を省かないほうがよいでしょう。

曖昧になりやすい例

費用は五万円ないしは十万円です。

選択なら、費用は五万円または十万円です。

範囲なら、費用は五万円から十万円です。

金額の差が大きい場合には、どの条件で金額が変わるのかまで説明することが望まれます。

表現の言い換えだけで済ませず、情報の不足がないかも確認しましょう。

並列する語句をそろえる工夫

「ないしは」の前後には、同じ種類の言葉を置くのが基本です。

「電話ないしは担当者」のように、連絡手段と人物を並べると、何を選べばよいのかわかりません。

「電話またはメール」「担当者または責任者」のように、比較する対象の種類をそろえることが必要です。

文章を完成させたら、接続詞の前後だけを読み直してみてください。

選択肢として対等に並んでいるかを確認するだけでも、多くの不自然さを見つけられます。

読み手に合わせた言葉選び

法務担当者や専門部署だけが読む文章と、顧客や新入社員も読む文章では、適した言葉が異なります。

専門用語に慣れた読み手には「ないしは」でも通じますが、一般向けの案内では「または」のほうが親切です。

一つの文書に複数の立場の人が関わるなら、平易な表現を選ぶほうが安全でしょう。

また、メールの件名や冒頭では、短く要点が伝わることが優先されます。

「会場またはオンラインでのご参加について」のように、ひと目で意味がわかる表現を意識したいところです。

相手に読ませる文章ではなく、相手が理解できる文章を目指すことが、ビジネスコミュニケーションの基本です。

まとめ

「ないしは」は、「または」や「もしくは」と同じく、選択肢や範囲を示す言葉です。

ただし、日常的なビジネスメールでは硬い印象になりやすいため、「または」「いずれか」「ご都合のよい方法で」などへ言い換えると、読みやすく丁寧な文章になります。

上司や目上の人に対しては、言葉そのものの難しさよりも、選択肢、依頼内容、期限が明確であることが重要です。

規程や契約書では文体の統一を確認し、顧客向け案内や社内連絡では平易な言葉を優先しましょう。

「ないしは」を適切に言い換えることは、相手への配慮と業務の正確さを高める小さな工夫です。