この記事ではエクセルで曜日だけを表示する方法について解説していきます。
ポイントは、以下の3つです。
・TEXT関数を使う方法
・書式設定で曜日のみに変換する方法
・マクロを使う方法
エクセル操作は1つ1つ追っていけば必ずうまくできるため、ぜひ本記事を参考にスキルアップにつなげてくださいませ♪
曜日だけを表示する方法【TEXT関数】
それでは以下のサンプルを用いて関数を使った曜日だけの表示方法を確認していきます。
まずA列に日付データを入力します。そしてB2セルに以下の数式を入力します。
=TEXT(A2,”aaa”)
TEXT関数は日付や数値を指定した書式の文字列に変換します。
この例では第2引数に”aaa”を指定することで、曜日の文字列を取得しています。
ENTERで処理を確定させます。
B2セルの右下にカーソルを合わせてドラッグorダブルクリックし、オートフィルでB列全体に数式をコピーします。
これでA列の日付データに対応した曜日がB列に表示されます。
日付を変更すれば、B列の結果も自動的に更新されます。
TEXT関数の第2引数を変えることで、曜日の表示形式を変更できます。
以下は引数と表示例の一覧です。
引数 | 表示 |
---|---|
“aaa” | 月 |
“aaaa” | 月曜日 |
“d” | 1 |
“dd” | 01 |
“ddd” | 月 |
“dddd” | 月曜日 |
日付を曜日のみに変換する方法【書式設定を変更する】
続いては、セルの書式設定を変更することで日付を曜日のみに変換する方法を確認していきます。
まず、曜日のみで表示したい日付データが入力されたセル範囲を選択します。
選択範囲を右クリックし、「セルの書式設定」を選択します。
「表示形式」タブの分類で「ユーザー定義」を選択し、種類に “aaa” または “aaaa” を入力して「OK」をクリック。
これで選択範囲の日付が曜日のみの表示に変更されます。
ただしこの方法は表示形式を変えるだけで、元の日付データ自体は失われてしまいます。
日付として使いたい場合は関数を使う方が無難です。
曜日だけを表示する方法【マクロ自動化】
最後は関数を使った曜日だけの表示をマクロで自動化する方法を見ていきます。
VisualBasicエディタを開き、以下のコードを入力します。
Sub ExtractWeekday()
Dim lastRow As Long
lastRow = Cells(Rows.Count, 1).End(xlUp).Row
Range("B2").Formula = "=TEXT(A2,""aaa"")"
Range("B2").AutoFill Destination:=Range("B2:B" & lastRow)
End Sub
このマクロは、A列の最終行を自動判定し、B2セルに曜日だけを表示するTEXT関数の数式を入力後、オートフィルでB列全体に数式をコピーします。
マクロを実行すれば、曜日だけの表示が一発で完了します。
TEXT関数の引数を変更することで、曜日の表示形式も自由に変更できます。
まとめ エクセルで曜日だけを表示するの方法
以上、エクセルで曜日だけを表示する3つの方法を紹介しました。
関数、書式設定、マクロを状況に応じて使い分けることが大切です。
ぜひ実務のエクセル作業で試してみてください。