この記事では、エクセルで2つの値の差を求める方法について解説していきます。
ポイントは、以下の通りです。
・単純にセル参照で差を求める
・ABS関数を使って差の絶対値を求める
・片方のセルを固定して基準値との差を求める
・マクロを使った方法も紹介
エクセル操作は1つ1つ追っていけば必ずうまくできるため、ぜひ本記事を参考にスキルアップにつなげてくださいませ♪
エクセルで2つの差を求める方法【セル参照】
それでは以下のサンプルを用いて単純にセル参照で差を求める方法を確認していきます。
A列とB列にあるデータの差分をC列に表示するため、C2セルに以下の数式を入力します。
セルはクリックすることで、自動でセル番号が反映されます♪
=A2-B2
ENTERで処理を確定させます。
さらに、C2セルの右下にカーソルを合わせてダブルクリックすると、オートフィルでC列全体に数式が反映されます。
これで、A列とB列全体の差分がC列に表示されました。
エクセルで2つの差の絶対値を計算する方法【引いた後にABS関数】
続いては、差の絶対値を求める方法を確認していきます。
C2セルに以下の数式を入力します。
=ABS(A2-B2)
ABS関数の引数に、A2セルとB2セルの差を指定することで、その絶対値が計算されます。
ENTERで確定後、オートフィルでC列全体に反映させましょう。
エクセルで基準値との差を求める方法【基準値を固定・絶対参照】
最後に、基準値との差の求め方を見ていきます。
今回はB2セルを基準値として固定し、$B$2のように絶対参照を使います。
C2セルに以下の数式を入力しましょう。
=A2-$B$2
基準値のB2セルを絶対参照(セルクリック後ににF4もしくはFn+F4キー)することで、オートフィルしてもB2セルが固定されたまま各行の差分が計算されます。
ENTERで確定後、C列全体に反映させてください。
これで基準値との差分が求められます。
簡単ですね(^^)/
エクセルで2つの差の絶対値を求めるマクロ【マクロでABS関数を使う】
マクロを使って差の絶対値を求める方法を見ていきましょう。
以下のコードをVBAエディタに貼り付けて実行します。
Sub CalcAbsDiff()
Dim lastRow As Long
lastRow = Cells(Rows.Count, 1).End(xlUp).Row
For i = 2 To lastRow
Cells(i, 3).Value = Abs(Cells(i, 1).Value - Cells(i, 2).Value)
Next i
End Sub
このマクロは、A列とB列の差の絶対値を計算し、C列に結果を出力します。
lastRow変数で最終行を取得し、forループでA列とB列の差のAbs(絶対値)を計算しています。
マクロを実行すると、C列全体に差の絶対値が表示されます。
まとめ エクセルで差の絶対値や基準値との差(2つのセル・値・数字の差分:関数やマクロなど)を計算する方法
以上で、エクセルで2つの値の差を求める3つの方法を解説しました。
セル参照、ABS関数、絶対参照を使い分けることで、目的に応じた差分の計算が可能です。
ぜひ実際のデータで試してみてくださいね。