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【Excel】エクセルで連番を飛び飛びで作成する方法(オートフィル:ROW関数:等差数列:カスタムなど)

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エクセルで連番を作成する場合、1、2、3のような連続した番号だけでなく、2、4、6や5、10、15のように飛び飛びの連番を作成したいことがあります。

オートフィル機能を使えば簡単に等差数列を作成できますが、ROW関数や数式を使った方法も知っておくと便利でしょう。

特に大量のデータに連番を振る場合や、後から行を挿入しても番号がずれないようにしたい場合には、関数を使った方法が有効です。

本記事では、エクセルで飛び飛びの連番を作成する方法として、オートフィルの使い方、ROW関数を使った数式、連続データ機能、カスタムパターンの作成方法などを詳しく解説いたしますので、ぜひ参考にしてくださいませ。

オートフィルで飛び飛びの連番を作成する

それではまずオートフィル機能を使った方法について解説していきます。

オートフィルは、最も手軽に等差数列を作成できる方法です。

基本的なオートフィルの使い方

オートフィルで飛び飛びの連番を作成するには、最初の2つのセルにパターンを入力してからドラッグします。

エクセルがパターンを認識して、自動的に続きの数値を入力してくれるでしょう。

2飛びの連番(2、4、6、8…)

1. A1に「2」、A2に「4」と入力

2. A1とA2を選択

3. 右下のフィルハンドル(小さな■)をドラッグ

4. 2、4、6、8、10…と自動入力される

この方法は、等差数列であればどんな間隔でも対応できます。

Ctrlキーを使った倍数の作成

オートフィル時にCtrlキーを押しながらドラッグすると、コピーではなく連続データとして認識されます。

ただし、飛び飛びの連番を作る場合は、最初に2つのセルでパターンを示す方が確実でしょう。

5飛びの連番(5、10、15、20…)

1. A1に「5」、A2に「10」と入力

2. 2つのセルを選択してドラッグ

3. 5、10、15、20、25…と続く

負の数や小数でも同様に機能します。

右クリックドラッグでのオプション選択

フィルハンドルを右クリックでドラッグすると、オプションメニューが表示されます。

「連続データ」を選択すると、より詳細な設定ができるダイアログが開くでしょう。

右クリックドラッグの手順

1. セルを選択

2. フィルハンドルを右クリックでドラッグ

3. メニューから「連続データ」を選択

4. 増分値や停止値を指定できる

この方法を使えば、より複雑なパターンも作成できます。

ROW関数を使った飛び飛び連番の作成

続いてはROW関数を使った方法について確認していきましょう。

関数を使うことで、行の挿入や削除があっても自動的に連番が調整されます。

ROW関数の基本構文

ROW関数は、セルの行番号を返す関数です。

この関数に演算を加えることで、飛び飛びの連番を作成できるでしょう。

=ROW()*2

行番号を2倍にした値を返す

1行目→2、2行目→4、3行目→6となる

A1から始める場合は、ROW()が1を返すため、そのまま2倍すれば2から始まる2飛びの連番になります。

開始番号を調整する数式

特定の番号から開始したい場合や、特定の行から数式を入れたい場合には、調整が必要です。

ROW関数に足し算や引き算を組み合わせることで対応できます。

5飛びで5から始める連番(5、10、15、20…)

=ROW()*5

A1から入力すれば5、10、15、20…となる

3飛びで1から始める連番(1、4、7、10…)

=(ROW()-1)*3+1

または =ROW()*3-2

数式の意味を理解すれば、どんなパターンでも作成できるでしょう。

データが途中の行から始まる場合

見出し行があり、データがA2から始まる場合には、ROW関数を調整する必要があります。

ROW()-1とすることで、2行目を1番目として扱えます。

A2から2飛びの連番を開始(2、4、6、8…)

=ROW()*2-2

A2に入力すると2、A3に入力すると4になる

またはA2に =(ROW()-1)*2 と入力

この数式をコピーすれば、自動的に連番が続いていきます。

ROW関数を使った連番の最大のメリットは、行を挿入したり削除したりしても、自動的に番号が再計算されることです。手動で連番を振り直す必要がなくなるため、大規模なデータ管理に適しています。

連続データ機能で詳細設定する

続いては連続データ機能について確認していきましょう。

この機能を使えば、増分値や停止値を数値で指定できます。

連続データダイアログの開き方

連続データ機能は、ホームタブの編集グループにある「フィル」メニューからアクセスできます。

または、選択範囲を右クリックドラッグした後のメニューからも選択可能です。

連続データ機能の起動方法

1. 開始セルを選択

2. ホームタブ→フィル→連続データを選択

3. ダイアログが開く

ダイアログでは、範囲の方向、種類、増分値、停止値を指定できます。

等差数列の詳細設定

連続データダイアログで「等差数列」を選択し、増分値を指定することで飛び飛びの連番を作成できます。

停止値を設定すれば、指定した値で自動的に連番が止まるでしょう。

3飛びで30まで作成する設定

・範囲:列

・種類:等差数列

・増分値:3

・停止値:30

結果:3、6、9、12、15、18、21、24、27、30

この機能を使えば、大量の連番を一度に作成できます。

等比数列での応用

等差数列ではなく等比数列を選択すると、掛け算で増えていく数列を作成できます。

倍々で増える連番が必要な場合に便利でしょう。

2倍ずつ増える数列(2、4、8、16、32…)

・範囲:列

・種類:等比数列

・初期値:2

・増分値:2

・停止値:128

ただし、飛び飛びの連番としては等差数列の方が一般的です。

SEQUENCE関数を使った動的な連番作成

続いてはSEQUENCE関数について確認していきましょう。

この関数はMicrosoft 365またはExcel 2021以降で使用できる新しい関数です。

SEQUENCE関数の基本構文

SEQUENCE関数は、指定した行数と列数の連続した数値の配列を生成する関数です。

開始値と増分値を指定することで、飛び飛びの連番も作成できるでしょう。

=SEQUENCE(行数, [列数], [開始値], [増分値])

例:=SEQUENCE(10, 1, 2, 2)

10行1列で、2から始まり2ずつ増える配列

結果:2、4、6、8、10、12、14、16、18、20

1つの数式で複数のセルに値を展開できるため、非常に便利です。

スピル機能による自動展開

SEQUENCE関数はスピル機能に対応しており、1つのセルに数式を入力するだけで自動的に隣接セルに結果が展開されます。

下方向に空きセルがあれば、必要な分だけ自動的に埋まるでしょう。

5飛びで50個の連番を作成

=SEQUENCE(50, 1, 5, 5)

A1に入力すると、A1からA50まで自動的に5、10、15…250が入力される

数式をコピーする必要がないため、管理が簡単になります。

他の関数との組み合わせ

SEQUENCE関数は、他の関数と組み合わせることでさらに柔軟な連番を作成できます。

例えば、TEXT関数と組み合わせて書式を整えることも可能です。

=TEXT(SEQUENCE(10,1,10,10),”000″)

結果:010、020、030、040…100

3桁のゼロ埋め連番が作成される

この方法は、伝票番号や商品コードなど、桁数を揃えたい場合に有効でしょう。

方法 メリット デメリット
オートフィル 操作が簡単、直感的 行挿入時に番号がずれる
ROW関数 行挿入に自動対応 数式の理解が必要
連続データ機能 詳細な設定が可能 後から変更しにくい
SEQUENCE関数 スピル機能で管理が簡単 新しいバージョンのみ対応

カスタムパターンの連番を作成する

続いてはより複雑なパターンの連番について確認していきましょう。

特定のルールに従った連番が必要な場合の方法です。

MOD関数を使った繰り返しパターン

MOD関数を使うと、一定の間隔で繰り返すパターンを作成できます。

例えば、1、2、3、1、2、3…のように繰り返す場合に便利でしょう。

=MOD(ROW()-1,3)+1

3つの数値を繰り返すパターン(1、2、3、1、2、3…)

=MOD(ROW()-1,5)*5+5

5、10、15、20、25、5、10、15…と繰り返す

MOD関数は割り算の余りを返すため、周期的なパターンに適しています。

IF関数との組み合わせ

条件によって連番のパターンを変えたい場合は、IF関数と組み合わせます。

奇数行と偶数行で異なる増分値を使う場合などに有効です。

=IF(MOD(ROW(),2)=0,ROW()*2,ROW()*3)

偶数行は2倍、奇数行は3倍の連番

複雑な条件も、数式を工夫すれば実現できるでしょう。

文字列と数値を組み合わせた連番

「No.001」「No.002」のように、文字列と数値を組み合わせた連番も作成できます。

TEXT関数や&演算子を使って文字列を結合します。

=”No.”&TEXT(ROW()*5,”000″)

結果:No.005、No.010、No.015、No.020…

=”A-“&ROW()*10

結果:A-10、A-20、A-30、A-40…

管理番号や製品コードなど、実務で使える形式を自由に作成できます。

まとめ

エクセルで飛び飛びの連番を作成するには、オートフィル、ROW関数、連続データ機能、SEQUENCE関数など、複数の方法があります。

オートフィルは最初の2つのセルにパターンを示してドラッグするだけで簡単に作成でき、小規模なデータに適しています。

ROW関数を使った数式は、行の挿入や削除があっても自動的に再計算されるため、大規模なデータ管理に向いているでしょう。

連続データ機能では、増分値や停止値を詳細に指定でき、一度に大量の連番を作成することが可能です。

SEQUENCE関数は新しいバージョンのエクセルでのみ使用できますが、スピル機能により1つの数式で複数セルに展開できるため非常に便利です。

MOD関数やIF関数、TEXT関数を組み合わせれば、繰り返しパターンや文字列を含む連番など、カスタムパターンの作成も可能でしょう。

用途に応じて適切な方法を選択することで、効率的にデータ管理ができます。