【Excel】エクセルでプラスのみの個数をカウントする（0以上の数だけ数える（正の数）：関数：マクロ）方法

この記事ではエクセルでプラスのみの個数をカウントする（0以上の数だけ数える）方法について解説していきます。

ポイントは、以下の通りです。

エクセル操作は1つ1つ追っていけば必ずうまくできるため、ぜひ本記事を参考にスキルアップにつなげてくださいませ♪

エクセルでプラスのみの個数をカウントする方法【COUNTIF関数】

それでは以下のサンプルを用いてCOUNTIF関数を使ったプラスのみの個数のカウント方法を確認していきます。

B11セルに以下の数式を入力します。

この数式の意味は、B2からB9までのセルの中で、0以上の値の個数を数えるということです。

“>=0″は、0以上という条件を表しています。

B2:B9の範囲内で、この条件に当てはまるセルの数が求められます。

数式を入力したらENTERで処理を確定させます。

これでプラスの値の個数がカウントされた結果が表示されます。

COUNTIF関数を使えば、条件に合致する値の個数を簡単に求められるのです。

マイナスの値を除外したい時などに便利ですね。

エクセルでプラスのみの個数をカウントする方法【SUMPRODUCT関数】

続いては別の関数を使ったプラスのみの個数のカウント方法を確認していきます。

COUNTIF以外にも、SUMPRODUCT関数とNオペランドを組み合わせることでプラスのみの個数を求めることができます。

B11セルに以下の数式を入力しましょう。

(B2:B9>=0)の部分で、各セルが0以上かどうかを判定しています。

0以上であればTRUE（1）、そうでなければFALSE（0）が返ります。

ダブルマイナス「–」を付けることで、TRUEが1、FALSEが0に変換されます。

これをSUMPRODUCT関数で合計することで、TRUEの数、つまりプラスの値の個数を求めることができるのです。

数式を入力したらENTERで処理を確定させてください。COUNTIF関数と同じ結果が得られるはずです。

エクセルでプラスのみの個数をカウントする方法【マクロを利用】

最後はマクロを使ってプラスのみの個数を求める方法を確認していきます。

まずはマクロを以下のように記述します。

Sub CountPositive()
    Dim lastRow As Long
    Dim positiveCount As Long
    
    lastRow = Cells(Rows.Count, 1).End(xlUp).Row
    
    For i = 2 To lastRow
        If Cells(i, 2).Value >= 0 Then
            positiveCount = positiveCount + 1
        End If
    Next i
    
    Cells(lastRow + 1, 1).Value = "プラスの個数"
    Cells(lastRow + 1, 2).Value = positiveCount
End Sub

このマクロでは、以下のような処理を行っています。

1. lastRow変数で、データの最終行を取得
2. positiveCount変数で、プラスの値の個数を計算
3. 2行目からlastRow行目まで繰り返し処理
4. B列の値が0以上なら、positiveCountに1を加算
5. 最終行の下の行に「プラスの個数」と結果を出力

マクロを実行すると、COUNTIF関数やSUMPRODUCT関数と同じ結果を一発で求めることができます。

大量のデータを扱う場合や、定期的に同じ処理を行う必要がある場合は、マクロを使うのが効率的ですね。

まとめ　エクセルでプラスのみの個数を求める方法

以上、エクセルでプラスのみの個数を求める3つの方法をご紹介しました。

用途に応じて使い分けることで、エクセル作業の幅が広がるはずです。ぜひ試してみてくださいね。