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「先日お話しした件ですが」の敬語(尊敬語・丁寧語・謙譲語)は?ビジネスメールでの使い方と例文も!言い換え表現も解説!

「先日お話しした件ですが」の敬語一覧表
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「先日お話しした件ですが」は、取引先や上司に以前の会話を思い出してもらう際によく使われる表現です。

ただし、相手との関係やメールの目的によっては、より丁寧な表現や誤解の少ない言い換えを選ぶ必要があります。

とくに「お話しした」が誰の行為を指すのか曖昧になると、敬語として不自然に感じられることもあるでしょう。

この記事では、尊敬語、謙譲語、丁寧語の違いを整理しながら、ビジネスメールで使いやすい例文、注意点、言い換え表現をわかりやすく紹介します。

「先日お話しした件ですが」の敬語一覧表

「先日お話しした件ですが」の敬語一覧表

それではまず「先日お話しした件ですが」の敬語について解説していきます。

基本表現と敬語の使い分け

「先日お話しした件ですが」は、話し手と相手が以前に話題にした内容を再び取り上げる表現です。

日常的な社内メールでは十分に自然ですが、社外の相手や役職者へ送る場合には、誰が話したのかを明確にしたうえで敬意を表すことが大切です。

表現 敬語の種類 主な使用場面 印象
先日お話しした件ですが 丁寧語を含む一般的な表現 社内、親しい取引先 自然で使いやすい表現
先日お話しさせていただいた件ですが 謙譲表現 自分が説明や相談をした場合 控えめで丁寧な印象
先日お話しいただいた件ですが 尊敬語 相手が説明や相談をした場合 相手への敬意が明確
先日ご相談申し上げた件ですが 謙譲語 自分から相談を持ちかけた場合 改まった依頼や確認向け
先日ご説明いただいた件ですが 尊敬語 相手から説明を受けた場合 内容を正確に伝えやすい表現
先般ご連絡いたしました件ですが 謙譲語 メールや電話で連絡した場合 書面に適した硬めの印象

「お話しした」は、自分と相手の双方が会話に参加しているため、敬語の向きが曖昧になりやすい表現です。

そこで、用件が重要なメールでは「ご相談」「ご説明」「ご連絡」などに置き換えると、意図が伝わりやすくなります。

相手別の適切な表現

社内の同僚、上司、社外の担当者では、同じ内容でも適した言い方が異なります。

相手に過度な敬語を重ねるより、関係性に見合った自然な丁寧さを選ぶことが信頼につながります。

相手 おすすめの書き出し 使用時のポイント
社内の同僚 先日お話しした件ですが 件名や用件を続けて簡潔に伝えます
直属の上司 先日ご相談した件ですが 相談内容を端的に示し、判断を仰ぎます
他部署の上司 先日ご相談させていただいた件ですが 依頼や確認の目的を明確にします
取引先の担当者 先日お話しさせていただいた件ですが 面談や電話の内容に触れて本題へ進みます
取引先の役職者 先日ご相談申し上げた件ですが 格式を保ちつつ、回りくどくしないことが重要です
相手から説明を受けた場合 先日ご説明いただいた件ですが 相手の行為を立てる表現を選びます

「先日お話しさせていただいた件ですが」は便利ですが、自分が一方的に話したわけではない場合もあります。

会話の内容が相手からの説明であれば、「先日ご説明いただいた件ですが」のほうが正確でしょう。

結論となる敬語の選び方

敬語の選択では、先日の会話で主に行為をした人物を基準に考えると迷いません。

自分が相談したなら「ご相談申し上げた件」、相手が説明したなら「ご説明いただいた件」、双方で話し合ったなら「お話しさせていただいた件」が候補になります。

相手の行為には「いただく」「お話しいただく」などの尊敬表現を用います。

自分の行為には「いたす」「申し上げる」などの謙譲表現を用いると、敬語の方向が整います。

双方の会話を指す場合は、具体的な行為に言い換えると、より伝わりやすいメールになります。

迷ったときは「何について」「誰と」「何をしたか」を補うことが基本です。

敬語の形だけを整えるのではなく、読み手がすぐに思い出せる情報を添えることが実務では重要になります。

尊敬語・丁寧語・謙譲語の基本

続いては敬語の種類と、それぞれの役割を確認していきます。

尊敬語の役割

尊敬語は、相手や第三者の行為を高めて表す言葉です。

相手が先日の打ち合わせで説明した、質問した、連絡したという場面では、「ご説明いただく」「お話しいただく」「ご連絡くださる」といった表現が使えます。

たとえば、相手が商品仕様を説明した場合は「先日ご説明いただいた仕様について」が自然です。

「先日お話しされた件ですが」と書くこともできますが、誰が話したのかが見えにくく、文章全体が不自然になる可能性があります。

相手が説明した場合の例文です。

先日ご説明いただいた納期につきまして、社内確認が完了いたしました。

相手の行為を立てながら、確認したい対象も明確にできる表現です。

尊敬語は相手の行為にだけ使うという原則を押さえると、二重敬語も避けやすくなります。

謙譲語の役割

謙譲語は、自分または自社側の行為をへりくだって表現し、相手を立てる言葉です。

自分から相談、依頼、説明、連絡をした場合には、「ご相談申し上げた」「ご連絡いたしました」「ご説明いたしました」が適しています。

「お話しさせていただいた」は、相手の許可や恩恵を受けて話したという意味合いを含むため、使う場面を選びます。

相手との面談で双方が話しただけなら、「先日の打ち合わせでご相談した件ですが」としたほうが、簡潔で落ち着いた印象です。

必要以上にへりくだると、かえって読みづらくなります。

謙譲語は丁寧さを足す道具ではなく、自分の行為を示す言葉として使うとよいでしょう。

丁寧語の役割

丁寧語は、文末を「です」「ます」にして、相手に丁寧な印象を与える表現です。

「先日お話しした件ですが」は、「お話し」という美化語と「ですが」により、一定の丁寧さを持っています。

社内の連絡や、普段からやり取りがある相手へのメールでは、この程度の表現がもっとも自然な場合も少なくありません。

内容 標準的な表現 丁寧な表現 より改まった表現
以前の相談 先日相談した件 先日ご相談した件 先日ご相談申し上げた件
以前の説明 先日説明した件 先日ご説明した件 先日ご説明いただいた件
以前の連絡 先日連絡した件 先日ご連絡した件 先般ご連絡いたしました件
以前の会話 先日話した件 先日お話しした件 先日お話しさせていただいた件

相手との距離を意識しつつ、文全体の丁寧さをそろえることがポイントです。

ビジネスメールでの使い方

続いてはビジネスメールでの使い方を確認していきます。

書き出しから要件につなげる方法

「先日お話しした件ですが」の直後には、相手が話題を思い出せる情報を置きます。

件名、打ち合わせの日付、商品名、案件名、依頼内容などを具体的に示せば、メールを探し直す負担も減らせます。

基本的なメールの流れです。

先日お話しした新商品の販促計画について、その後の進捗をご確認させていただけますでしょうか。

お忙しいところ恐れ入りますが、今週中にご回答をいただけますと幸いです。

「件ですが」だけで止めず、確認、依頼、報告、提案のどれをしたいのかをすぐに続けることが大切です。

書き出しが長いと本題が見えにくくなるため、一文目は短くまとめるとよいでしょう。

確認メールでの活用

以前に話した内容を確認するメールでは、相手を責めるような印象を与えない配慮が必要です。

「その後いかがでしょうか」だけでは急かしているように見える場合があるため、確認の理由を添えると柔らかくなります。

たとえば「先日ご相談した見積書の件ですが、社内の予算確認を進めたく、ご状況をお伺いできますでしょうか」と書けば、問い合わせの背景が伝わります。

期限がある場合も、「恐れ入りますが」「差し支えなければ」などを加えると穏やかな印象になります。

確認メールでは、相手が返答しやすい形に整えることが重要です。

確認したい項目、回答期限、返信方法を簡潔に示してください。

複数の質問があるときは、箇条書きではなくても項目を分けて記載すると見落としを防げます。

依頼メールでの活用

依頼メールでは、以前の会話に触れるだけでなく、依頼内容と期限を明確に伝えます。

「先日お話しした件ですが、資料をご共有いただけますでしょうか」でも意味は通じますが、どの資料かが不明確なら相手に手間をかけます。

「先日お話しした来期提案用の実績資料について、可能でしたら九月十五日までにご共有いただけますでしょうか」と書くと、依頼の対象が明瞭です。

依頼文には、目的と希望期限を添えることで、相手も優先順位を判断しやすくなります。

期限を設定する際は、相手の作業量や休業日も考慮したいところです。

状況別の例文とメール文面

続いては状況別の例文とメール文面を確認していきます。

打ち合わせ後のフォローアップ

打ち合わせ後のフォローアップでは、会話の内容を整理し、認識に違いがないかを確認します。

担当者が複数いる案件では、誰が何を担当するのかを本文に残すと、後の行き違いを防げます。

件名 先日の打ち合わせ内容の確認

先日お話しさせていただいた新規導入の件ですが、弊社ではお見積もりの作成を進めております。

仕様につきましては、先日ご提示いただいた内容で進める認識ですが、相違がございましたらお知らせください。

ご多用のところ恐縮ですが、確認のほどよろしくお願いいたします。

この例では、自社が話した部分には「お話しさせていただいた」を使い、相手から示された内容には「ご提示いただいた」を使っています。

敬語の向きがそろうため、読み手にも自然に伝わります。

上司への相談結果の確認

上司へ送るメールでは、前回の相談内容と、今回判断してほしい点を分けて書くとわかりやすくなります。

「先日ご相談した採用イベントの予算について、出展費用の見積もりがそろいましたので、ご確認をお願いいたします」といった文面が使えます。

上司が忙しい場合は、結論や確認箇所を冒頭に置くと親切です。

相談の経緯よりも、今必要な判断を先に示すことを意識してください。

社内メールだからといって省略しすぎず、金額、期限、選択肢などの判断材料をそろえることが重要です。

取引先への再連絡

取引先に再連絡する際は、催促と受け取られないように、相手の状況を気遣うひと言を添えます。

「先日ご相談申し上げた納品日の件ですが、ご都合はいかがでしょうか」と書けば、丁寧に回答を求められます。

さらに具体性を持たせるなら、「出荷準備の都合上、可能でしたら九月十二日までにご回答をいただけますと幸いです」と続けます。

再連絡では、以前のメールを読んでいない可能性も想定します。

過去のやり取りを責める表現は避け、必要な情報をあらためて本文に記載してください。

相手がすぐに返答できるよう、質問は一つずつ明確にする配慮が大切です。

自然な言い換え表現

続いては自然な言い換え表現を確認していきます。

相談内容を伝える言い換え

以前の会話が相談に関するものなら、「お話しした件」より「ご相談した件」のほうが具体的です。

自分から相談を持ちかけた場合は「先日ご相談申し上げた件ですが」、社内であれば「先日ご相談した件ですが」が使えます。

相手に意見を求めたことを示したい場合にも適しています。

「ご相談」は依頼よりも柔らかく聞こえるため、検討段階の案件にもなじみます。

説明や連絡を伝える言い換え

内容を説明した場合は、「先日ご説明した件ですが」や「先日ご案内した件ですが」が便利です。

メール、電話、資料送付などの連絡に触れるなら、「先般ご連絡いたしました件ですが」もよく使われます。

言い換え表現 適した場面 例文
先日ご相談した件ですが 意見や判断を求めた場合 先日ご相談した件ですが、ご検討状況をお伺いできますでしょうか。
先日ご説明した件ですが 自分が内容を説明した場合 先日ご説明した契約内容について、補足資料をお送りします。
先日ご説明いただいた件ですが 相手から説明を受けた場合 先日ご説明いただいた運用方法について、確認事項がございます。
先般ご連絡した件ですが 過去のメールや電話に触れる場合 先般ご連絡した日程調整の件ですが、ご都合をお聞かせください。
先日の打ち合わせの件ですが 会議や商談を示したい場合 先日の打ち合わせの件ですが、議事内容を共有いたします。
以前お伝えした件ですが 相手に情報を伝えた場合 以前お伝えした変更点について、適用日が決まりました。

行為の内容に合う名詞を選ぶだけで、メールの正確さは大きく向上します。

時期を表す言葉の言い換え

「先日」は数日前から一週間程度前の出来事に使いやすい言葉です。

より前の出来事には「以前」「先般」「過日」を使えますが、それぞれに印象の違いがあります。

「先般」はビジネス文書に合うやや改まった表現で、「過日」は硬めの印象を持ちます。

日付を明確にしたい重要案件では、「九月三日にお話しした件ですが」のように具体的に書く方法が確実でしょう。

記録性が求められる連絡ほど、日付や案件名を入れることをおすすめします。

敬語表現で避けたい注意点

続いては敬語表現で避けたい注意点を確認していきます。

二重敬語と過剰表現

丁寧にしようとして敬語を重ねすぎると、不自然な文章になります。

たとえば「先日お話しさせていただきました件でございますが」は誤りとは言い切れないものの、やや重たい印象です。

「先日お話しさせていただいた件ですが」または「先日ご相談した件ですが」のように、必要な敬語に絞ると読みやすくなります。

「お話しになられた」は、「お話しになる」と「られる」が重なった過剰な表現です。

相手の行為には「お話しになった」または「お話しいただいた」を使えば十分です。

主語のねじれ

「先日お話しした件ですが」は便利な反面、話した人が自分なのか相手なのか曖昧になる場合があります。

主語のねじれを防ぐには、「先日弊社からご説明した件」「先日ご説明いただいた件」のように、行為者を示します。

曖昧になりやすい例文です。

先日お話しした契約条件について、再度確認をお願いいたします。

改善例です。

先日弊社からご説明した契約条件について、ご確認をお願いいたします。

とくに複数人が参加した商談では、行為者を補うことで認識違いを防げます。

催促に見える表現

返答を待つメールで「先日お話しした件ですが、その後どうなりましたか」と書くと、口調が強く見えることがあります。

「ご多用のところ恐れ入りますが、その後のご状況をお伺いできますでしょうか」と言い換えると柔らかくなります。

ただし、遠慮しすぎて依頼内容が見えなくなるのも困りものです。

回答期限が必要なら、「お手数をおかけいたしますが、九月十五日までにご回答をいただけますと幸いです」と明示してください。

丁寧な催促では、相手への配慮と依頼の明確さを両立させます。

以前の経緯、確認したい事項、希望期限の順に書くと、失礼のない文面に整います。

緊急時でも、感情的な表現や曖昧な催促は避けることが大切です。

「先日お話しした件ですが」の敬語まとめ

「先日お話しした件ですが」は、以前の会話を自然に切り出せる便利な表現です。

一方で、相手が説明したのか、自分が相談したのかによって、適切な敬語は変わります。

自分の行為には「ご相談申し上げた」「ご連絡いたしました」などの謙譲語を用い、相手の行為には「ご説明いただいた」「ご連絡いただいた」などの尊敬表現を選びましょう。

双方が話した内容なら、「先日お話しさせていただいた件ですが」や「先日の打ち合わせの件ですが」が使いやすい表現です。

メールでは、話題を思い出してもらうために、案件名、日付、確認事項、期限を具体的に添えることが欠かせません。

敬語の正しさと、用件のわかりやすさを両立させることで、相手に配慮したビジネスメールになります。