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12C1の計算方法や答えは(数学の確率・場合の数・組み合わせ)? 求め方や覚え方のコツも!12C11と同じ?【なぜ】

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数学の組み合わせ計算で「12C1」という表記を見たとき、どのように計算すればよいのでしょうか。

12個のものから1個だけを選ぶという状況は、組み合わせの中でも最もシンプルなケースの1つです。答えは直感的にも分かりやすいのですが、なぜその答えになるのか、そして12C11との関係はどうなっているのかを理解することで、組み合わせの本質的な理解が深まります。

本記事では12C1の計算方法から答え、そしてなぜ12C11と同じ値になるのかという理由まで、丁寧に解説していきます。組み合わせの対称性という重要な性質や、効率的な計算方法もお伝えしますので、数学に苦手意識がある方でも安心して読み進めてください。

12C1の答えは12【結論と計算方法】

それではまず12C1の答えと計算方法について解説していきます。

12C1の答えは12になる

12C1の答えは12です。

12個のものから1個だけを選ぶ組み合わせの数は12通りということになります。これは非常に直感的でしょう。12個のうちどれか1つを選べばよいので、選択肢は12通りあります。

例えば1から12までの番号が付いた12個のボールがある場合、そこから1個選ぶ方法は「1を選ぶ」「2を選ぶ」「3を選ぶ」…「12を選ぶ」の12通りです。

組み合わせの公式を使った計算

組み合わせnCrの基本公式を使って計算してみましょう。

nCr = n! / (r! × (n-r)!)

この公式に12C1を当てはめます。

12C1 = 12! / (1! × (12-1)!)
= 12! / (1! × 11!)
= (12 × 11!) / (1 × 11!)
= 12 / 1
= 12

11!が分子と分母で約分されるため、結局12÷1=12という非常にシンプルな計算になります。複雑な階乗の計算は一切必要ないのです。

nC1=nという基本パターン

実は12C1に限らず、すべてのnについて以下の関係が成り立ちます。

nC1 = n
組み合わせ 計算 答え
3C1 3個から1個選ぶ 3
5C1 5個から1個選ぶ 5
10C1 10個から1個選ぶ 10
12C1 12個から1個選ぶ 12
100C1 100個から1個選ぶ 100

このnC1=nというパターンは組み合わせの基本中の基本なので、必ず覚えておきましょう。公式を使わなくても、直感的に答えが分かるはずです。

12C1=12C11となる理由【対称性の解説】

続いては12C1と12C11が同じ値になる理由を確認していきます。

選ぶことと残すことの対称性

組み合わせには重要な対称性があります。

nCr = nC(n-r)

この性質により、12C1=12C(12-1)=12C11が成立するのです。

12個のものから1個を選ぶという行為は、見方を変えれば12個のものから11個を残す(選ばない)という行為と完全に同じです。

例えば12枚のカードから1枚選ぶとき、選んだ1枚が決まれば、残った11枚も自動的に決まります。逆に、残す11枚を先に決めれば、選ぶ1枚も自動的に決まるでしょう。つまり「1枚選ぶ方法」と「11枚残す方法」は本質的に同じなのです。

具体例で理解する一対一対応

小さな数字で具体的に考えてみましょう。

A、B、C、Dの4個から1個を選ぶ場合

選ぶ1個 → 残る3個
A → B、C、D
B → A、C、D
C → A、B、D
D → A、B、C

4通りの選び方があり、4C1 = 4C3 = 4

このように、選ぶ対象と残る対象は一対一に対応しています。12C1と12C11の関係も全く同じ原理が働いているのです。

選んだ1個が決まれば残りの11個は自動的に決まり、残す11個が決まれば選ぶ1個も自動的に決まります。したがって場合の数は等しくなるわけです。

数学的証明

対称性を数式で証明してみましょう。

12C1 = 12! / (1! × 11!)
= 12 × 11! / (1 × 11!)
= 12

12C11 = 12! / (11! × 1!)
= 12 × 11! / (11! × 1)
= 12

よって 12C1 = 12C11 = 12

分母のr!と(n-r)!の順序が入れ替わっているだけで、掛け算なので結果は同じになります。この証明により、どんなnについてもnC1=nC(n-1)という関係が成り立つことが分かるでしょう。

nC1型の組み合わせ計算のコツ

続いてはnC1型の組み合わせを効率的に計算するコツを確認していきます。

nC1=nを暗記する

組み合わせの計算で最も基本的なパターンがnC1=nです。

この関係を覚えておけば、わざわざ公式を使わなくても瞬時に答えが分かります。「n個から1個選ぶ=n通り」と理解しておきましょう。

・nC0 = 1(何も選ばない方法は1通り)
・nC1 = n(1個選ぶ方法はn通り)
・nCn = 1(全部選ぶ方法は1通り)
・nC(n-1) = n(1個残す方法はn通り)

これらの基本パターンを覚えておけば、多くの問題が簡単に解けるようになります。特にnC1=nとnC(n-1)=nは対称性によって等しいという点も重要です。

対称性を活用した効率的な計算

大きな数の組み合わせを計算する際は、対称性を活用しましょう。

例:100C99を計算する場合

直接計算すると大変
→ 100C99 = 100C1 = 100として計算

このように小さい方を使えば簡単

常にrとn-rのうち小さい方を使って計算する習慣をつけると、計算ミスも減り時間も短縮されます。

また、nC1やnC(n-1)の形になっている場合は、公式を使わずに直接nという答えを出せることも覚えておきましょう。

パスカルの三角形での位置

パスカルの三角形を見ると、nC1の位置がよく分かります。

1 (0行目)
1 1 (1行目)
1 2 1 (2行目)
1 3 3 1 (3行目)
1 4 6 4 1 (4行目)
1 5 10 10 5 1

各行の左から2番目と右から2番目の数字がnC1とnC(n-1)を表しており、必ず行番号と同じ値になっています。例えば4行目なら両端から2番目は4、5行目なら5という具合です。

この規則性を視覚的に理解しておくと、組み合わせの計算がより直感的になるでしょう。

12C1を含む実践問題

続いては12C1が実際にどのような場面で使われるのかを確認していきます。

選抜問題での応用

12C1は選抜や抽選の問題でよく登場します。

問題:12人のクラスから代表を1人選ぶ方法は何通りありますか?

解答:12C1 = 12通り

この問題は非常にシンプルですが、組み合わせの基本を確認する良い例題です。12人のうち誰か1人を選べばよいので、12通りの選び方があります。

別の例として、「12個の商品から1個を購入する方法」「12枚のカードから1枚を引く方法」なども同じ計算になるのです。

確率計算での活用

確率の問題でも12C1が使われます。

問題:12本のくじがあり、そのうち1本だけが当たりです。
1本引いたとき、当たりを引く確率は?

解答:
当たりの配置パターン = 12C1 = 12通り
(12本のうちどれか1本が当たり)

当たりを引く確率 = 1/12

このように、当たりの位置を決める際に12C1という計算が使われます。12本のうちどの1本を当たりにするかで12通りの配置があるということです。

組み合わせの数え上げ問題

複数の組み合わせを組み合わせる問題でも使われます。

問題:12種類のトッピングから1種類だけを選んでピザを注文する方法は何通りありますか?

解答:12C1 = 12通り

問題:上記に加えて、12種類のドリンクからも1種類選ぶ場合、
ピザとドリンクの組み合わせは何通りありますか?

解答:12C1 × 12C1 = 12 × 12 = 144通り

このように、nC1は他の組み合わせと組み合わせて使われることもあります。基本的な組み合わせを正確に計算できることが、複雑な問題を解く土台となるのです。

まとめ

12C1の計算方法と答えについて詳しく解説してきました。

12C1の答えは12であり、これは「12個から1個選ぶ方法は12通り」という直感的な理解とも一致します。組み合わせの公式を使っても同じ結果が得られますが、nC1=nというパターンを覚えておけば公式を使わずとも瞬時に答えられるでしょう。

12C1=12C11となる理由は、組み合わせの対称性nCr=nC(n-r)によるものでした。「12個から1個を選ぶこと」と「12個から11個を残すこと」は表裏一体の関係にあり、場合の数は完全に一致するのです。

nC1=nという基本パターンは組み合わせの計算において最も重要な関係の1つです。このパターンを理解しておけば、より複雑な組み合わせの問題にも対応できるようになります。

12C1のようなシンプルな組み合わせでも、その背後にある対称性や数学的な原理を理解することで、組み合わせ理論全体への理解が深まるはずです。基本を大切にしながら、組み合わせの美しさを感じていただければ幸いです。