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10C5の計算方法や答えは(数学の確率・場合の数・組み合わせ・組み合わせ)? 求め方や覚え方のコツも!【なぜ】

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組み合わせの計算において、10C5は特別な位置を占める非常に重要な計算です。「10個から5個を選ぶ組み合わせ」という設定は、確率問題や場合の数の問題で頻出するだけでなく、数学的にも興味深い性質を持っています。

「10C5の計算方法が分からない」「答えはどうやって求めるの?」「10C5が最大値になるって聞いたけど本当?」こうした疑問を持つ方は多いでしょう。10C5は、10個の半分である5個を選ぶという特別な計算です。

実は10C5には、他の組み合わせにはない特徴があります。対称性の中心に位置し、10個から選ぶすべての組み合わせの中で最大の値を取るのです。この性質を理解すれば、組み合わせの本質がより深く見えてくるでしょう。

本記事では、10C5の計算方法と答えを基礎から丁寧に解説します。組み合わせの公式の使い方、効率的な計算テクニック、なぜ10C5が最大値になるのか、そして実践的な覚え方まで、確率・場合の数を完全にマスターするための情報を網羅的にお届けしますので、ぜひ最後までご覧ください。

10C5とは?特別な意味を持つ組み合わせ

それではまず、10C5が何を表し、なぜ特別なのかについて解説していきます。

10C5が表す具体的な意味

10C5は「10個の異なるものの中から5個を選ぶ組み合わせの総数」を意味します。ここで注目すべきは、全体の半分を選ぶという点です。

日常生活や試験問題でよく見られる具体例を見てみましょう。

10C5の具体例
・10人のグループを5人ずつ2チームに分ける
・10種類の食材から5種類を選んで料理する
・10枚のカードから5枚を引く
・10科目から5科目を選択する
・10個の議題から5個を優先的に扱う

いずれの場合も、「半分を選ぶ」という特徴があります。A、B、C、D、Eを選ぶことは、同時にF、G、H、I、Jを選ばないことを意味するのです。

10C5は選ぶグループと選ばないグループが同じ大きさになる唯一の組み合わせ。この対称性が、10C5を特別なものにしているでしょう。

なぜ10C5は組み合わせの最大値なのか

10C5には、数学的に非常に興味深い性質があります。それは、10個から選ぶすべての組み合わせの中で最大の値を取るという点です。

組み合わせ 特徴
10C0 1 最小値
10C1 = 10C9 10
10C2 = 10C8 45
10C3 = 10C7 120
10C4 = 10C6 210
10C5 252 最大値

なぜ10C5が最大になるのでしょうか。直感的に考えると、「ちょうど半分を選ぶ」というのが最も多様な選び方ができるパターンなのです。

1個だけ選ぶなら選択肢は少なく、9個選ぶのも同様。しかし5個選ぶとなると、選び方のバリエーションが最も豊富になります。この性質は、nが偶数の場合はnC(n/2)、奇数の場合はnC((n-1)/2)とnC((n+1)/2)が最大になるという一般則として知られているのです。

10C5の対称性の特殊性

一般的な組み合わせでは、nCrとnC(n-r)が異なる値になります。しかし10C5は違います。

10C5の特殊な対称性
10C5 = 10C(10-5) = 10C5つまり、10C5は自分自身と対称になる唯一の組み合わせ

これは何を意味するのでしょうか。10個から5個を選ぶことと、10個から5個を選ばない(=残りの5個を選ぶ)ことが完全に同じということ。選ぶグループと選ばないグループが全く対等な関係にあるのです。

この性質により、10C5は組み合わせの中でも特に美しい対称性を持つと言えるでしょう。数学的な美しさと実用的な重要性を兼ね備えた、特別な組み合わせなのです。

10C5の計算方法と答え

続いては、10C5の具体的な計算方法を確認していきます。

組み合わせの公式を使った計算

10C5を計算するには、組み合わせの基本公式を使います。

組み合わせの公式
nCr = n! / (r! × (n-r)!)10C5の場合:
n = 10、r = 5なので
10C5 = 10! / (5! × 5!)

階乗を展開してみましょう。

10! = 10 × 9 × 8 × 7 × 6 × 5 × 4 × 3 × 2 × 1
5! = 5 × 4 × 3 × 2 × 1 = 120

これを代入すると、分母に5!が2つあります。

10C5 = 10! / (5! × 5!)
= (10 × 9 × 8 × 7 × 6 × 5!) / (120 × 5!)

分子の5!と分母の5!が約分できます。

10C5 = (10 × 9 × 8 × 7 × 6) / 120
= 30,240 / 120
= 252

したがって、10C5の答えは252です。

効率的な計算手順と約分テクニック

実際の計算では、より効率的な方法を使いましょう。簡易計算法なら、大きな階乗を計算する必要がありません。

簡易計算法の手順ステップ1:分子を計算
10 × 9 × 8 × 7 × 6 = 30,240

ステップ2:分母を計算
5! = 5 × 4 × 3 × 2 × 1 = 120

ステップ3:割り算
30,240 ÷ 120 = 252

さらに効率を上げるため、途中で約分する方法もあります。

(10 × 9 × 8 × 7 × 6) / (5 × 4 × 3 × 2 × 1)

ここで約分のポイント:
・10と5で約分 → 2と1
・8と4で約分 → 2と1
・9と3で約分 → 3と1
・6と2で約分 → 3と1

すると:
(2 × 3 × 2 × 7 × 3) / 1
= 2 × 3 × 2 × 7 × 3
= 252

約分のペア 元の数 約分後
10と5 10÷5=2, 5÷5=1 2と1
8と4 8÷4=2, 4÷4=1 2と1
9と3 9÷3=3, 3÷3=1 3と1
6と2 6÷2=3, 2÷2=1 3と1

この約分テクニックを使えば、計算ミスを減らしながら素早く答えを出せます。2×3×2×7×3という小さな数の掛け算で済むため、暗算でも可能でしょう。

別の計算アプローチと検算方法

10C5は対称性から、別のアプローチでも計算できます。

パスカルの三角形を使った計算
10C5 = 9C5 + 9C49C5 = 126
9C4 = 126
126 + 126 = 252 ✓

興味深いことに、9C5と9C4も等しい値になります。これもパスカルの三角形の美しい性質の一つ。

また、答えの妥当性もチェックしましょう。

答えの妥当性チェック
1. 10C4 = 210より大きいはず → 252 > 210 ✓
2. 10C6 = 210より大きいはず → 252 > 210 ✓
3. 10個の組み合わせで最大値のはず → 確認済み ✓
4. 10C5 = 10C5(自分自身と対称) → 当然 ✓

計算方法は複数ありますが、基本的には一度丁寧に計算すれば十分。最初から正確に計算する習慣をつけることが、長期的には最も効率的でしょう。

10C5が最大値となる理由と性質

続いては、なぜ10C5が最大値になるのか、その数学的な理由を確認していきます。

組み合わせの値が増減する仕組み

10C0から10C10まで、組み合わせの値がどのように変化するか見てみましょう。

10の組み合わせの変化
10C0 = 1
10C1 = 10(10倍に増加)
10C2 = 45(4.5倍に増加)
10C3 = 120(約2.7倍に増加)
10C4 = 210(1.75倍に増加)
10C5 = 252(1.2倍に増加)
10C6 = 210(減少開始)
10C7 = 120
10C8 = 45
10C9 = 10
10C10 = 1

rが増えるにつれて値は増加していきますが、増加率は徐々に小さくなるのです。そして10C5で最大に達した後、対称性により同じペースで減少していきます。

この変化のパターンは、山のような形を描きます。頂上が10C5であり、そこから両側に対称的に下っていくイメージでしょう。

なぜ半分を選ぶときが最大なのか

直感的な理解として、「半分を選ぶ」というのが最も選択肢が豊富になる理由を考えてみましょう。

選ぶ個数 イメージ 多様性
1個だけ ほぼすべてを残す 選択肢は少ない
2〜3個 まだ多くを残す 選択肢は増える
5個(半分) バランスが取れている 選択肢が最大
7〜8個 ほとんどを選ぶ 選択肢は減る
9個 1個だけ残す 選択肢は少ない

数学的には、nCrの値は以下の関係式で隣り合う値と比較できます。

隣接する組み合わせの関係
nCr / nC(r-1) = (n-r+1) / rこの比が1より大きければ増加、1より小さければ減少
10C5 / 10C4 = (10-5+1) / 5 = 6/5 = 1.2 > 1(まだ増加)
10C6 / 10C5 = (10-6+1) / 6 = 5/6 < 1(減少開始)

つまり、10C5で増加から減少に転じる

この性質は一般化でき、nCrは常にr = n/2(またはその近く)で最大値を取るのです。

パスカルの三角形で見る10C5の位置

パスカルの三角形で10C5の位置を確認すると、その特別さがより明確になります。

パスカルの三角形(10段目まで)
1
1 1
1 2 1
1 3 3 1
1 4 6 4 1
1 5 10 10 5 1
1 6 15 20 15 6 1
1 7 21 35 35 21 7 1
1 8 28 56 70 56 28 8 1
1 9 36 84 126 126 84 36 9 1
1 10 45 120 210 252 210 120 45 10 1

10段目(10個から選ぶ組み合わせ)の真ん中に位置するのが252、つまり10C5です。パスカルの三角形の各段で、真ん中が最大値になるという美しい性質が見て取れるでしょう。

この視覚的な理解は、組み合わせの本質を直感的に捉える助けとなります。

10C5の覚え方と実践的活用

続いては、10C5を確実にマスターし実践で活用するためのポイントを確認していきます。

効率的な覚え方と記憶のコツ

10C5は頻出かつ特別な組み合わせなので、答えを覚えてしまうのも有効な戦略です。

10C5の覚え方計算式:
10C5 = (10 × 9 × 8 × 7 × 6) / 120

約分後:
2 × 3 × 2 × 7 × 3 = 252

語呂合わせ:
「10から5個選ぶと、252(ニコニコ)通り」

また、nC5の一般的なパターンも押さえておくとよいでしょう。

組み合わせ 計算式 答え
5C5 1 1
6C5 6 6
10C5 (10×9×8×7×6)/120 252
20C5 (20×19×18×17×16)/120 15,504

nC5 = n(n-1)(n-2)(n-3)(n-4)/120という公式を覚えれば、どんなnでも5個選ぶ組み合わせを計算できます。分母の120は5!=120から来ていることも理解しておきましょう。

実際の問題での応用例

10C5は、実際の確率・場合の数の問題でどのように使われるのでしょうか。典型的な問題を見てみましょう。

例題1:チーム分け問題
10人を5人ずつの2チームに分ける方法は何通りか。解答(注意が必要)
一見10C5 = 252通りに見えるが、これは誤り。
AチームとBチームに区別がない場合、同じ分け方を2回数えている。

正しい答え:252 ÷ 2 = 126通り

このように、10C5を使う際は問題の意味を正確に理解する必要があります。

別の例も見てみましょう。

例題2:カード問題
1から10までの数字が書かれた10枚のカードから5枚を選ぶとき、選んだ5枚の数字の合計が奇数である確率を求めよ。解答
全体の場合の数:10C5 = 252通り
奇数のカード:1、3、5、7、9の5枚
偶数のカード:2、4、6、8、10の5枚

合計が奇数になるのは:
・奇数1枚、偶数4枚:5C1 × 5C4 = 5 × 5 = 25通り
・奇数3枚、偶数2枚:5C3 × 5C2 = 10 × 10 = 100通り
・奇数5枚、偶数0枚:5C5 × 5C0 = 1 × 1 = 1通り

合計:25 + 100 + 1 = 126通り
確率:126/252 = 1/2

興味深いことに、答えが1/2というきれいな値になります。これは偶奇の対称性によるもの。10C5を使った問題には美しい性質が隠れていることが多いのです。

よくある間違いと注意点

10C5の計算や応用でよくある間違いとその対策をまとめました。

典型的なミスと対策ミス1:分母の5!=120を忘れる
× 10×9×8×7×6 = 30,240
○ 30,240 ÷ 120 = 252

ミス2:チーム分けで重複を考慮しない
× 10C5 = 252通り
○ 区別がない場合は252 ÷ 2 = 126通り

ミス3:約分のミスで計算を間違える
○ 段階的に約分して確実に計算

ミス4:最大値の性質を忘れる
○ 10C5が最大という知識で検算できる

特にチーム分けの問題では、グループに区別があるかないかで答えが変わります。問題文をよく読んで判断しましょう。

また、10C5=252という答えを覚えておけば、計算ミスに気づきやすくなります。答えが大きく外れていたら、どこかで間違えているサインです。

まとめ

10C5の計算方法と答え、そしてその特別な性質について詳しく解説してきました。

10C5は「10個から5個を選ぶ組み合わせ」を表し、答えは252です。計算方法は、公式nCr = n!/(r!×(n-r)!)を使い、10C5 = 10!/(5!×5!) = (10×9×8×7×6)/120 = 30,240÷120 = 252となります。約分テクニックを使えば、10÷5、8÷4、9÷3、6÷2と段階的に約分して2×3×2×7×3=252と効率的に計算できるのです。

最も重要なポイントは、10C5が10個から選ぶすべての組み合わせの中で最大値となること。これは「半分を選ぶ」という状況が最も多様な選び方を生み出すためです。また、10C5は自分自身と対称(10C5=10C5)になる唯一の組み合わせであり、数学的に美しい性質を持っています。

覚え方のコツとしては、nC5 = n(n-1)(n-2)(n-3)(n-4)/120という公式を覚えること。10C5=252という答えも記憶しておくと便利でしょう。実際の問題では、チーム分けの際に重複を考慮する必要があるなど、応用時の注意点も押さえておくことが大切です。

10C5は組み合わせの中でも特に重要で美しい計算。ここで学んだ計算方法、最大値の性質、対称性の理解は、組み合わせ全体への深い洞察をもたらします。確実にマスターして、確率・場合の数の問題を自信を持って解けるようになりましょう。