ビジネス

「誰ですか」の敬語(尊敬語・丁寧語・謙譲語)は?ビジネスメールでの使い方と例文も!言い換え表現も解説!

「誰ですか」の言い換え一覧表と場面別の使い分け
当サイトでは記事内に広告を含みます
技術ブログ特化メルマガはこちら

「誰ですか」の敬語(尊敬語・丁寧語・謙譲語)は?ビジネスメールでの使い方と例文も!言い換え表現も解説!

取引先から届いたメールに知らない名前があり、相手が誰なのか確認したい場面は少なくありません。

しかし、目上の人や顧客に対して「誰ですか」と尋ねると、直接的で失礼な印象を与えることがあります。

相手との関係性や確認したい内容に合わせ、敬語表現を選ぶことが大切です。

この記事では、「誰ですか」を自然に言い換える敬語、ビジネスメールで使える例文、避けたい表現まで詳しく紹介します。

「誰ですか」の言い換え一覧表と場面別の使い分け

「誰ですか」の言い換え一覧表と場面別の使い分け

それではまず、「誰ですか」の言い換え表現について解説していきます。

結論として、ビジネスでは「どなた様でしょうか」「どちら様でしょうか」「お名前を伺ってもよろしいでしょうか」を基本に、目的に応じて使い分けると安心です。

対面や電話で使いやすい言い換え表現

来客対応や電話応対では、相手の氏名だけでなく、訪問目的や所属を確認する必要があります。

そのため、単に名前を聞くよりも、相手が答えやすい聞き方を選ぶことがポイントです。

言い換え表現 主な場面 丁寧さ 使い方のポイント
どなた様でしょうか 電話、受付、対面 高い 氏名を幅広く確認できる定番表現
どちら様でしょうか 電話、訪問対応 高い 相手の名前や所属を確認したい場面に向く
恐れ入りますが、お名前を伺ってもよろしいでしょうか 受付、電話 非常に高い 初対面の相手や重要顧客に適した表現
失礼ですが、どなた様でいらっしゃいますか 突然の訪問、電話 高い 相手が名乗らない場合に使いやすい表現
お差し支えなければ、ご所属とお名前をお聞かせいただけますか 来客、問い合わせ 非常に高い 会社名や部署も確認したい場合に便利
お電話口の方はどなた様でしょうか 電話の取次ぎ 高い 電話応対で自然に使える表現
どちらの会社の、どなた様でしょうか 営業電話、初回連絡 標準 所属と氏名を一度に確認できる
お名前を頂戴してもよろしいでしょうか 受付、接客 高い やわらかく氏名を尋ねたい場合に向く

「どなた様でしょうか」は、最も汎用性が高い表現です。

一方で、電話の相手が会社名だけを名乗った場合には、「恐れ入りますが、ご担当者様のお名前を伺ってもよろしいでしょうか」と続けると自然でしょう。

ビジネスメールで使える言い換え表現

メールでは、相手の本人確認、担当者確認、差出人確認など、確認したい対象を具体的にすることが大切です。

「誰ですか」だけを置き換えるのではなく、何を確認したいのかを文章に含めることで、失礼のない連絡になります。

確認したい内容 おすすめの表現 使用場面
送信者の氏名 恐れ入りますが、お名前をお伺いしてもよろしいでしょうか。 署名がないメール
担当者の確認 本件のご担当者様をお知らせいただけますでしょうか。 窓口が不明な場合
部署の確認 差し支えなければ、ご所属部署をお聞かせください。 初回問い合わせ
紹介者の確認 恐れ入りますが、どなた様からのご紹介でしょうか。 紹介案件の確認
連絡先の人物確認 こちらは〇〇様でお間違いないでしょうか。 宛先確認
代理連絡の確認 恐れ入りますが、〇〇様の代理でご連絡いただいておりますでしょうか。 代理人からの連絡
面談相手の確認 当日ご対応いただく方のお名前をお伺いできますでしょうか。 訪問前の調整
差出人不明の確認 恐縮ですが、送信者様のお名前とご用件をお知らせいただけますと幸いです。 不明な問い合わせ

メールでは「どなた様ですか」と書くよりも、「お名前をお伺いしてもよろしいでしょうか」のように依頼の形にするほうが丁寧です。

文末を「お知らせいただけますと幸いです」とすれば、より穏やかな印象になります。

社内と社外で異なる言い換え表現

社内の同僚や先輩に対しては、過度にかしこまりすぎると距離を感じさせることがあります。

反対に、社外の顧客や取引先には、社内で通じる略した聞き方を持ち込まない意識が必要です。

相手との関係 自然な表現 避けたい表現
社内の同僚 どちらの方でしょうか。 誰ですか。
社内の上司 恐れ入りますが、どなたからのお電話でしょうか。 誰からですか。
取引先の担当者 恐れ入りますが、ご担当者様のお名前を伺ってもよろしいでしょうか。 担当は誰ですか。
顧客 失礼ですが、お名前をお聞かせいただけますでしょうか。 お名前は。
役職者 〇〇部長でいらっしゃいますでしょうか。 〇〇部長ですか。
初めて連絡する相手 差し支えなければ、ご所属とお名前をお伺いできますでしょうか。 どこの誰ですか。

相手を特定したいときは、「どなた様でしょうか」だけで終わらせず、必要に応じて会社名、部署名、ご用件を丁寧に確認することが重要です。

「誰ですか」に当たる敬語の種類

続いては、「誰ですか」に関係する尊敬語、丁寧語、謙譲語を確認していきます。

丁寧語としての「どなたですか」

「誰」の丁寧な表現は「どなた」です。

したがって、「誰ですか」を丁寧語にすると「どなたですか」になります。

ただし、「どなたですか」でも親しい間柄では十分丁寧である一方、取引先や顧客に対しては少し直接的に聞こえることがあります。

ビジネスシーンでは、「どなた様でしょうか」まで整えると、より安心です。

基本形は「誰ですか」です。

丁寧語にすると「どなたですか」です。

ビジネス向けに整えると「どなた様でしょうか」です。

「でしょうか」は断定を避ける表現のため、質問全体をやわらかくします。

受付、電話、メールのいずれでも活用しやすい言い回しです。

尊敬語としての「どなたでいらっしゃいますか」

「いらっしゃる」は、行く、来る、いるに使う尊敬語です。

そのため、相手の存在や立場を敬って尋ねる場合には、「どなたでいらっしゃいますか」と表現できます。

たとえば、訪問者に対して「失礼ですが、どなたでいらっしゃいますか」と尋ねる使い方があります。

ただし、この表現はやや改まった響きがあり、日常的な電話応対では「どなた様でしょうか」のほうが自然な場合もあります。

相手が明確な役職者であるときは、「〇〇様でいらっしゃいますか」と確認する方法も便利です。

尊敬語は相手を立てる表現ですが、必要以上に重ねると不自然になる点には注意しましょう。

謙譲語が使われる場面

「誰ですか」という質問そのものを謙譲語にするわけではありません。

謙譲語は、自分側の行為を低く表し、相手への敬意を示す言葉だからです。

たとえば、「お名前を伺ってもよろしいでしょうか」の「伺う」は、聞くの謙譲語に当たります。

また、「お名前を頂戴してもよろしいでしょうか」の「頂戴する」も、自分が受け取る行為をへりくだって表す言葉です。

「どなた様でしょうか」は相手に配慮した質問表現です。

「お名前を伺ってもよろしいでしょうか」は、自分の聞く行為に謙譲語を使った表現です。

両者を組み合わせることで、自然で丁寧な確認になります。

敬語を正しく理解すると、相手を立てる部分と自分をへりくだる部分を無理なく使い分けられます。

ビジネスメールでの確認方法

続いては、ビジネスメールで相手の名前や担当者を確認する方法を見ていきます。

署名がないメールへの返信例

相手の署名がなく、名前が分からない場合でも、責めるような表現は避ける必要があります。

まずは問い合わせへの感謝を伝え、その後で必要な情報を丁寧に尋ねる流れが自然です。

このたびはお問い合わせをいただき、ありがとうございます。

恐れ入りますが、今後のご案内のため、お名前とご所属をお伺いしてもよろしいでしょうか。

お手数をおかけいたしますが、何卒よろしくお願いいたします。

このように、確認する理由を添えることで、相手は情報を伝えやすくなります。

「お名前を教えてください」よりも、「今後のご案内のため」のような目的を示すことが好印象につながります。

担当者を確認したい場合の例文

問い合わせ先の部署は分かっていても、具体的な担当者が不明なことがあります。

その場合は、個人名を無理に尋ねるより、本件の担当者を案内してもらう形にすると円滑です。

「恐れ入りますが、本件をご担当されている方のお名前をお伺いできますでしょうか。」

「差し支えなければ、〇〇に関する窓口をご担当の方をご教示いただけますと幸いです。」

「ご担当者様にお取り次ぎいただくことは可能でしょうか。」

「誰が担当ですか」と尋ねるより、担当業務を軸に聞くことで、相手への配慮が伝わります。

紹介者や関係者を確認したい場合の例文

紹介を受けた案件、採用応募、イベント参加などでは、誰から聞いたのかを確認したい場面があります。

この場合も、「誰から聞きましたか」と直接尋ねるより、丁寧な言い回しを選びましょう。

「差し支えなければ、どなた様から弊社をご紹介いただいたか、お聞かせいただけますでしょうか。」

「恐れ入りますが、今回のご連絡はどのようなご縁でいただいたものでしょうか。」

「ご紹介者様がいらっしゃる場合は、お名前をお知らせいただけますと幸いです。」

情報提供を強制するような印象を避けるため、「差し支えなければ」「可能でしたら」といったクッション言葉を添えることが効果的です。

電話と受付での応対表現

続いては、電話や受付で使える「誰ですか」の敬語表現を確認していきます。

電話を取り次ぐ前の確認

電話では、相手の氏名、会社名、用件の三つを確認することが基本です。

相手が名乗らないまま「〇〇さんをお願いします」と言った場合には、次のように尋ねます。

「恐れ入りますが、お電話口の方のお名前を伺ってもよろしいでしょうか。」

「失礼ですが、どちらの会社のどなた様でしょうか。」

「恐れ入りますが、〇〇にご用件をお伺いしてもよろしいでしょうか。」

声だけで相手を判断しようとせず、必要な情報を一つずつ確認することが適切な電話応対につながります。

訪問者を受付で確認する表現

受付では、予定がある来客とアポイントなしの来客で対応が変わります。

予定が確認できない場合でも、相手を疑うような態度にならないよう注意が必要です。

「恐れ入りますが、お名前とご訪問の目的をお伺いしてもよろしいでしょうか。」

「失礼ですが、どなた様とお約束をいただいておりますでしょうか。」

「差し支えなければ、ご所属とお名前をお聞かせください。」

受付では氏名だけではなく、面会予定の有無、訪問先、用件を確認することで、取り次ぎミスや情報管理上のトラブルを防げます。

相手が急いでいる様子でも、確認を省略しないことが大切です。

聞き取れないときの聞き返し方

相手の名前を聞き取れなかった場合、「もう一度誰ですか」と言うのは避けましょう。

聞き返すこと自体は失礼ではなく、聞き方に配慮すれば問題ありません。

「申し訳ございません。もう一度お名前をお伺いしてもよろしいでしょうか。」

「恐れ入りますが、お名前の漢字をお聞かせいただけますでしょうか。」

「失礼いたしました。〇〇様でいらっしゃいますでしょうか。」

復唱して確認する際は、聞き取れた範囲を丁寧に伝えると、相手の負担を減らせます。

特に固有名詞は間違いが起こりやすいため、復唱確認を習慣にするとよいでしょう。

失礼になりやすい表現と注意点

続いては、「誰ですか」に関して避けたい表現と注意点を確認していきます。

「誰ですか」が直接的に聞こえる理由

「誰ですか」は文法的には間違いではありません。

ただし、相手の名前を強く問いただすような響きがあり、社外の人にはぶっきらぼうに感じられる場合があります。

特に電話では声の表情が見えないため、短い言葉ほど冷たく受け取られることがあります。

「どなた様でしょうか」「恐れ入りますが、お名前を伺ってもよろしいでしょうか」と言い換えるだけで、印象は大きく変わります。

敬語は単なる形式ではなく、相手が気持ちよく情報を伝えられるようにする配慮でもあります。

二重敬語や過剰表現への注意

丁寧にしようとして、不自然な敬語を使わないように気を付けましょう。

たとえば、「お名前をお伺いさせていただいてもよろしいでしょうか」は、必要以上に言葉が重なり、回りくどく聞こえることがあります。

「お名前を伺ってもよろしいでしょうか」で十分に丁寧です。

また、「どなた様でいらっしゃられますか」は、「いらっしゃる」と「られる」が重なった不自然な表現です。

自然な表現は「どなた様でいらっしゃいますか」または「どなた様でしょうか」です。

敬語は長くすれば丁寧になるわけではありません。

相手、場面、目的に合った自然な言葉を選ぶことが、信頼される応対の基本です。

相手を特定する必要性への配慮

本人確認が必要な場面では、なぜ名前や所属を尋ねるのかを簡潔に伝えるとスムーズです。

たとえば、個人情報や契約内容に関する問い合わせでは、本人確認のために氏名や登録情報を聞く必要があります。

「確認のため、お名前をお伺いしてもよろしいでしょうか。」

「安全上の確認のため、ご登録のお電話番号をお聞かせください。」

このように目的を明示すれば、相手も必要な手続きとして理解しやすくなります。

一方で、業務に不要な情報まで聞かないことも大切です。

必要な範囲に絞って尋ねる姿勢が、丁寧で信頼されるコミュニケーションにつながります。

「誰ですか」の敬語表現のまとめ

「誰ですか」をビジネスで丁寧に伝えるなら、「どなた様でしょうか」や「お名前を伺ってもよろしいでしょうか」が基本です。

相手を立てる場合には尊敬語の「いらっしゃいますか」を使い、自分が聞く行為には謙譲語の「伺う」を使うと、自然な敬語になります。

メールでは、確認したい対象と目的を具体的に書くことが重要です。

電話や受付では、氏名、所属、用件を必要に応じて確認し、聞き取れない場合には丁寧に聞き返しましょう。

「誰ですか」をそのまま使わず、相手が答えやすい言葉に整えることが、ビジネスコミュニケーションの印象を高めます。

場面に合う表現を使い分け、相手に安心感を与える応対を心がけてください。